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日本各地の「裏見の滝」
Four back look waterfalls in Japan
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渓谷が多い日本は滝も多く、その中には滝の裏側から滝筋を見ることができ、「裏見の滝」と呼ばれています。そして四季折々の景色を伴って、滝の名を高めています。今回、各地にある「裏見の滝」を集めました。
「慈恩の滝」は大分県の日田市天瀬町と玖珠郡玖珠町の境に位置している名瀑です。二段式の滝で、上段は20m、下段は10m、合わせて約30mの落差があり、昇龍伝説が知られています。また遊歩道にそって、滝の裏側を通り抜けることが出来る「裏見の滝」としても有名。
「鍋ヶ滝(なべがたき)は、熊本県の阿蘇小国町にある滝です。阿蘇のカルデラをつくった約9万年前の巨大噴火で生じたと考えられ、長い年月を経て、現在の落差約10m、幅約20mの滝となっています。幅広い白い滝筋が、まるで白いカーテンを広げたように落ちる美しい滝・・・。そしてこの滝の見どころは、裏側の広い洞窟に入り、裏からも見ることが出来る日本屈指の「裏見の滝」です。
大村の「裏見の滝」は断崖絶壁の屏風岩から落ちる落差30メートルの滝です。滝壷の中(裏側)からも瀑布を見ることが出来、滝壺の近くには不動明王が、滝を護っています。
高山にある「裏見の滝(雷滝)」は、松川渓谷に懸かる滝で、高さは30メートル、幅は5メートルあります。豊富な水量の滝が、まるで雷鳴を思わせるような、大きな音を響かせています。また滝口の真下では、岩壁が屋根の庇のような形になっていて、その下を通ると、滝の裏側を見ることがでます。
滝の飛沫に濡れながらも、裏側から見る「裏見の滝」は、別段の美しさと壮麗さで、訪れる人々を魅了します。(潮 信輔)
- 登録日
- 2019年12月27日
- 更新日
- 2019年12月27日 10時 35分