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夏の愛媛「面河渓」
Summer scenery of Omogo Gorge(Omogo Kei) in Ehime pref.
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面河渓(おもごけい)は愛媛県の九万高原にある国指定の名勝地です。西日本最高峰で標高1,982mの石鎚山の南の麓に広がり、断崖に囲まれたV字型の渓谷・・・。四季によって様々に表情を変え、遊歩道もあって、訪れる人々を楽しませてくれます。青い清流で有名な仁淀川の上流に位置する9.6キロメートルにおよぶ渓谷で、川の透明度はとても高く、エメラルドグリーンやコバルトブルーの瀞や淵が見られ、遊歩道からでも川底が見えるほどです。
今回訪れたのは夏。周辺の森は緑陰に包まれ、茶褐色の急峻な断崖と白い岩が多い中、青色や緑色の穏やかな渓流が目を惹き、せせらぎの音が心地良く感じました。また急流の岩場では、甌穴も見られます。とくに五色河原の一帯は、白い大小の岩が散りばめられ、赤、青、緑、黒など、多彩な色模様が点在していました。五色河原の名で呼ばれている理由よくわかります。そして薄いエメラルドグリーンの流れが穏やかなところでは、小さな川魚たちが泳ぎ回っていました。時々、渓谷を渡ってくる涼風が夏の暑さを忘れさせてくれました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2021年07月07日
- 更新日
- 2021年07月07日 15時 38分