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雫かがやく七月の花(がんサバイバー・クラブ、2020年7月 寄稿)
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7月になり、日本列島は梅雨が開けた所もあれば、まだ梅雨が残っている地方もあります。新型コロナの不安がありますが、昨年までは日本の各地で夏の花たちが咲いていました。
そこで今回は、九州と本州の湿原や峠で咲いていた花たちを紹介いたします。
熊本の阿蘇にある扇棚田の近くの丘では、ピンク色のカワラナデシコが棚田百選に選ばれている棚田を見守っていました。大分の九重にあるタデ原湿原には木道の傍で、黄色のクサレダマや白いオカトラノオが夏草の間から顔を出し、高原を渡る涼風に揺れています。宮崎の日南海岸を見渡す堀切峠では、オレンジ色のノウゼンカズラが、暖色の花々と共に、吹いてくる海風に身を任せていました。
一方、神奈川の箱根にある湿性花園では、真っ白なシロバナシモツケが、残る雨滴に濡れて、いっそう鮮やかになって・・・。そして群馬にある尾瀬では紫色のウツボグサが群生し、蕾や実も混じっていて一生懸命に世代交代を促しているようでした。
- 登録日
- 2020年07月01日
- 更新日
- 2020年07月01日 10時 24分