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日本各地の用水に使われている湧水群
Spring groups used as narrow irrigation canals water for domestic use in Japan
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雨や雪が多い日本列島では、各地に湧き水が出ています。湧き水(湧水)は森や丘の谷間などから自然に地表に流れ出た水です。山では登山で疲れた人の喉を潤し、心を癒やして来ました。また湧き水は地方によっては地域に住む人々に、昔から飲料水や酒類の仕込み水などとして活用されています。そして湧水が用水となって町や村を常に流れ、野菜洗い, 洗濯、鯉の放流などとして、暮らしを支えて来ました。
また、清い湧水やその用水が流れるところでは、美しい景勝地として多くの人々が訪れています。そこで各地で用水に使われている代表的な湧水群として、郡上八幡の「宗祇水」、松本の「源智の井戸」、島原の「浜の川湧水」、大野の「御清水」を紹介します。これらの場所では水の清潔さを活用する順に、飲料する所、野菜や食器を洗う所、洗濯する所、鯉や川魚を育てる所などに区分されています。常に湧き水が流れていて、湧水が出る箇所の近くには、水神様や地蔵様が人々の生活を見守ってくれています。
用水に使われている湧水群は、日本各地にあり、今では日本の原風景となったり、日本文化の一翼を担っているようです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年10月12日
- 更新日
- 2023年07月11日 11時 24分