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令和3年「寒さに耐え咲く一月の花」(がんサバイバー・クラブ、2021年1月 寄稿 )
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令和3年も新年を迎えました。新型コロナ問題で世界中が苦慮しておりますが、昨年12月より数種類のコロナワクチン接種が行われ、やっと1筋の光明が射して来たようです。今年は、世界が、社会が、医療界が、希望の光に恵まれますように!
さて、今月も日本各地で咲いていた花や実たちを紹介いたします。福岡の公園では、ウメの蕾がほころんで、ピンク色の花を咲かせていました。佐賀の唐津城跡では、真紅色のヤブツバキが常緑の緑葉に囲まれて、木漏れ陽を受けながら美しさを誇っています。東京の公園では黄色のロウバイが、澄んだ青空に映えていました。
1月は冬の真っ盛りなので、目立つのは白い雪景色。その中で赤い実たちも、冬の風情の一翼を担っているようです。京都の銀閣寺では白い冬景色に混じって、ウメモドキの小さくて赤い実たちが、積雪の枝から連なって存在感を示していました。また秋田の田沢湖々畔では、すっかり葉を落としたナナカマドの冬木立の枝に、赤い実たちが房状に垂れ下がり、湖面からの寒風に耐えて揺れていました。その耐える姿が、コロナで苦悩している人々に、”もう少しの我慢だよ”と、語っているようです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年12月19日
- 更新日
- 2021年01月12日 17時 51分