癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　初秋の九月になりましたが、市街地ではコロナ禍が収束していなくて、残暑も続いています。昨年からは、県を越えての撮影も自粛しております。このような時ですので、以前に訪れた日本の各地で、人々が密にならない所で撮った花や実を、九州から北に向かって、写真での旅をしたくなりました。

　まず大分の久住高原では、黄橙色の小さな球形の実が集まったバライチゴの集合果が、福井の瀧谷寺の庭ではピンク色のシュウカイドウの花が・・・。次に栃木の那須岳ではススキの白い穂波が風に揺れ、その中で青紫のリンドウが咲いています。東北に行くと、青森の白神山地では滝と沢沿いに、ツリフネソウや多彩な色の花たちが濡れていました。そして北海道の神威岬。ここではハマナスが赤い実を付け、その周辺には黄色のアキノキリンソウなどの花が、日本海からの強い風に揺れ続けていました。(潮 信輔）