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秋深まる十一月の花と実(がんサバイバー・クラブ2021年 11月 寄稿 )
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晩秋の候に入りました。先月から全国的に、新型コロナの感染者が急減し、一息ついています。しかし油断は禁物ですので、次に来ることが予想されている波に備えましょう。さて南北に斜めに長い日本列島、それぞれの地域で、植物たちの花と実は季節の訪れを語っています。今回も植物の旅をしましょう。福岡の築上町では原野の竹やぶで、カラスウリの橙色や黄色の実が、秋風にわずかに揺れていました。浜松の龍潭寺では、名勝の寺庭の一角でセンリョウの実が風情を高め、箱根の湿原では紫色のタムラソウが小さな昆虫たちを呼んでいました。また東京の植物園でも、白い筒状の頭状花を咲かせたコウヤボウキが、枯れかかった葉の上で季節を告げていました。そして福岡市にある九州がんセンターの敷地には、プラタナスの茶色の実と黄色になった葉たちが、青空に映えています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2021年11月08日
- 更新日
- 2021年11月08日 11時 43分