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令和4年「春を待つ 二月の花」( がんサバイバー・クラブ、2022年 2月 寄稿 )
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令和4年も2月になり厳しい寒さの上に、全国にわたる新型コロナのオミクロン株が急増し、心配な日々が続いています。このような時ですが、植物たちは花を咲かせています。福岡市のマンションの生垣の庭に、薄紫色のジンチョウゲの花が開き、道行く人々に良い香りを届けていました。晩冬の2月、九州でも雪が降ったり、晴れたりします。佐賀の多久聖廟では降雪の中、雪が積もった枝の傍で白梅の花が頑張って咲いています。一方、同じ2月の中旬、山梨の甲府市にある躑躅ヶ崎館跡では、武田神社の裏手に植わった白梅の木が、澄み切った青空の下で、沢山の蕾と花を付け風にそよいでいました。また東京の公園でも、ウグイスカグラの枝に、淡紅色の花と蕾が・・・。そしてコロナ禍の昨年2月、九州がんセンターの野原では、小さくて可憐なオオイヌノフグリが群生して、薄青色の花を咲かせていました。待ち遠しい春は、確かに近づいて来ています。来月になると、東北や北海道の雪や氷も溶け始めることでしょう。(潮 信輔)
- 登録日
- 2022年02月07日
- 更新日
- 2022年02月07日 09時 35分