TOP > テーマ別おすすめ画像 > 沖縄本島の熱帯カルスト地形「大石林山」
テーマ別おすすめ画像
沖縄本島の熱帯カルスト地形「大石林山」
Summer scenery of Daisekirinzan in Okinawa Prefecture
/
大石林山(だいせきりんざん)は、沖縄本島の「やんばる」と呼ばれる最北端にあって、辺戸岬近くに位置しています。日本唯一の熱帯カルスト台地で、約2億年前の石灰岩が、雨水などで長い年月をかけて侵食されてできたものとのことで、国定公園に指定されています。昔から聖なる地として伝えられてきた山々には、琉球石灰岩がおりなす大自然が色濃く残って、広大な敷地の中は散策路が設けてあります。
亜熱帯の森にそびえ立つ巨岩の花果山をはじめ、遊歩道からも多くの奇岩や怪石群が、さまざまな表情を見せます。これらの傍には真っ赤なハイビスカス、黄色いハマボウの花が咲いていて、クワズイモの大きな緑の葉の下ではオレンジ色の実などが・・・。パパイヤの花と若い緑の実も、そして原生のソテツ、気根を垂らしたガジュマルが、亜熱帯であることを示していました。散策路の途中には「美ら海展望台」が設けてあり、そこから眺めた大パノラマの美しさ。辺戸岬方面のサンゴ礁の海岸、真っ青な海が青空に溶けているようでした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2023年01月13日
- 更新日
- 2023年01月13日 15時 42分