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秋の宇治平等院ーその2−(六角堂・藤棚・鐘楼・宇治川風情)
Autumn scenery of Byodo-in Temple in Kyoto ーpart 2ー
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平等院は京都府の宇治市にある寺院で、山号は朝日山です。最初は平安時代後期に建てられ、藤原氏にゆかり深い寺院でしたが、宗派も変遷があり、現在は特定の宗派に属さない仏教寺院となっています。本尊は阿弥陀如来で、鳳凰堂の屋上に置かれた金色の鳳凰や仏像、庭園などが、世界遺産にも登録されております。平等院には鳳凰堂の他にも、多くの見るべきものが有ります。
六角堂は明治時代の後年(1902年)に行われた、鳳凰堂の大修理を行った際に、翼廊の柱などを利用して建てられたとのこと。六本の柱が目につき、屋根のてっぺんには宝珠がみられます。当時の建材の様子を調べることができる建物で、今は休憩所となっています。鐘楼は庭園の阿字池の畔に建立された朱色の建物で、中には梵鐘(国宝の複製)が吊り下げられ、その全面に動植物や仏などの「浮き彫り」がみられます。また表門と観音堂の近くには、大きな藤棚があって、ゴールデンウイーク頃に、約一万本の紫の花房が垂れ下がるそうです。
平等院の門から出て、数分歩くと文学や歴史に、たびたび登場する宇治川に・・・。その川には646年に初めて架けられた、といわれる宇治橋があります。日本三古橋の1つに数えられるとのこと。現在の橋は1996年にかけ替えられた、長さ約155m、幅25mの木橋です。桧造りの高欄には、擬宝珠が冠しています。宇治川は四季折々の表情で、人々を迎えます。遊覧船もあり、自然の移り行きや橋の周りの歴史も、感じることができます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2022年11月10日
- 更新日
- 2022年11月10日 17時 08分