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夏の白馬、八方尾根と大雪渓
Hakuba in summer: Happo Ridge and Daisekkei Valley
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北アルプスの北部には、白馬岳(2,932m)、杓子岳(2,812m)、白馬鑓ヶ岳(2,903m)があって、白馬三山と呼ばれています。今年の夏、八方尾根を登りながら、これら三山の稜線が連なる壮大な景観を見ることが出来ました。雲や霧の間から、急に紺碧の空に浮き立った三山の勇姿。絶え間なく変化する雲や霧との饗宴。雲上の「八方池」。そしてこのエメラルドグリーンの池面に映った山の影。しばらく言葉を失っていました。また、池の周りや尾根づたいには、ピンクのシモツケソウ、紫のタカネマツムシソウやクガイソウ、黄色のキンコウカ、純白のイワシモツケやハッポウウスユキソウなどが涼風に揺れ、疲れを癒してくれました。 一方、標高1,200mの猿倉を経て、白馬尻にある白馬大雪渓の下端を訪れました。谷を埋める雪渓では、温度差から生じる水蒸気が、上から雪面をくだり、また雪解け水が岩を濡らしていました。そして登山道には、タマガワホトトギスやニリンソウなどが、可憐に咲いていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2006年08月14日
- 更新日
- 2016年09月28日 11時 32分