TOP > テーマ別おすすめ画像 > 令和5年 霞立つ春 三月の花(がんサバイバー・クラブ、2023年3月 寄稿 )
テーマ別おすすめ画像
令和5年 霞立つ春 三月の花(がんサバイバー・クラブ、2023年3月 寄稿 )
/
令和5年も早春の3月を迎えました。上旬は春の訪れでも、三寒四温を感じます。しかし3月も下旬になると、日本の九州から関東にかけては、すっかり春の気配に包まれるようになってきます。最近は新型コロナの感染者数も減り続けていて、気分的にも楽になってきました。やっと外出することも増え、植物たちを見る心にも、ゆとりが出て来ました。そこで九州と関東方面で、咲いていた花の旅をしましょう。福岡市の能古島では、真黄色のナノハナ畑の中を人々が散策しています。隣の佐賀県にある唐津の名所の鏡山では、満開のサクラ並木が帯状になって、曲がりながら車道の両側に咲き誇っていました。
関東でも川崎市にある日本民家園の散策路の傍では、ミツマタが下向きの筒状の花をつけていました。東京にある大学の構内でシダレモモ(枝垂れ桃)が、白・桃・紅色のグラデーションを示しながら、春風に揺れていました。そして水戸の梅林で有名な偕楽園では、いろいろな色と姿をしたウメの花たちが咲き誇り・・・、その散策路では艶やかな振り袖姿の「水戸の梅大使」の娘さんが、人々の眼を惹いていました。このように関東も春盛りでした。来月以降になると桜前線が、東北から北海道まで上って行くことでしょう。(潮 信輔)
- 登録日
- 2023年03月07日
- 更新日
- 2023年03月08日 21時 28分