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秋・紅葉期の平泉「達谷窟毘沙門堂(西光寺)」
Takkoku-no-Iwaya Bishamon-do Hall (Saiko-ji Temple) in Hiraizumi
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平泉の達谷窟毘沙門堂(西光寺)は、約1200年前の奥州を平定した坂上田村麿、平安時代の源義家、鎌倉時代の源頼朝、江戸時代の伊達政宗ら、主に武家の崇敬を集めてきた古刹です。何と言っても威風を放っているのは、重厚な毘沙門堂。大きな岩窟から突き出すように建てられ、高い橋桁に支えられた、質実剛健で武門にふさわしい堂です。その巨大な岩壁の西側に彫られた岩面大仏。地震や風雨により崩落寸前で、顔面と肩の線を残すのみのですが、最北の磨崖仏と見なされていて、時の流れを感じさせます。 その他この西光寺には、朱色の3つの鳥居、素朴な弁天堂や不動堂、古色ゆかしい庫裡や本堂、新装なった金堂などが、比較的せまい境内に点在し、秋の紅葉と共によく調和した聖域を形造っていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2006年12月08日
- 更新日
- 2016年09月28日 11時 14分