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ヤブランの春夏秋冬
Four seasons of big blue lilyturf
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ヤブランは関東より西で、温暖な地の林などに自生する常緑の多年草です。夏に細い花茎を立ち上げ、そこに紫色の小さな花がたくさん、比較的長い間、穂状に、総状や円錐状につきます。そして、やがて緑色の実を経て、秋も深まると球形の実たちは、熟して黒紫色で光沢ある果実と種子へ。果皮は薄くてすぐ脱落し、種子は地面に帰ってゆくが、細い葉は冬でも枯れず、雪をかぶっても青々としています。 寒さと日陰に強くて、光沢ある細い葉たち。地際からたくさん出てきますので、昔より日本庭園の下草として、よく植えられてきました。可憐で控えめであることからか、花言葉は「謙遜」とか。万葉集には「山菅(やますげ)」として、いくつか読まれています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2006年12月16日
- 更新日
- 2016年09月28日 11時 09分