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冬の唐津「七ツ釜」
Karatsu Nanatsugama Caves in winter
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唐津の「七ツ釜」は玄海灘の荒波が、玄武岩の断崖を海食してできた景勝地です。その名の通り7つの洞窟が並列し、青い海と砕ける白波の中、遊覧船が進みます。海底には弥生時代から江戸時代の土器や陶磁器が散乱しているとか。あたり一面に広がる六角形の柱状節理。自然が造る「ガガラ瀬」や「めがね岩」。岬の北端には、神功皇后を祀る「土器崎神社」があります。その傍に咲く花やトベラの赤実・・・、そして風に乗って羽を広げるトンビが空を舞っていました。 冬の「七ツ釜」は訪れる人が少ないせいか、岬の森を渡ってくる風の音、岩礁からの波の音、そして野鳥のさえずりが、身近に聞こえてきました。青い玄界灘の彼方を見続けると、朝鮮半島や大陸の歴史とロマンが感じられます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2007年02月16日
- 更新日
- 2023年07月30日 06時 22分