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カクレミノの四季
Four seasons of kakuremino
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カクレミノ(隠蓑)は日本原産で、本州の東北以南、四国、九州、沖縄に分布する常緑の亜高木です。和名の由来は、葉に深い切れ込みが入り、その姿が雨具の「蓑」に似ているため。温暖な土地を好み、葉は濃い緑色で光沢があります。生長とともに2〜3裂しますが、葉の形は木々によって違う傾向があります。
夏、両性の花と雄花が混在して咲きますが、目立ちません。これに対して、実は長い期間にわたって、その生長過程を観察できます。まず花が散った後、花柱が残り、黄緑色の小さな実が顔を出します。この果実は1cm大になり、色も濃い緑をへて、晩秋ごろには黒紫色に熟します。生長して行きながら、変化してゆく実の色・・・・・・。時の流れを告げてくれます。またカクレミノは潮風や日陰に強く、頼りがいがある木です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2019年12月19日
- 更新日
- 2019年12月19日 00時 05分