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イロハモミジの翼果の四季
Four seasons of Japanese maple’s winged seeds
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イロハモミジは落葉する小低木で、わが国に広く自生し、モミジといえば通常これを指します。和名は、葉が手のひらのように5〜9つに分かれ、それらを「イロハニホヘト」と数えたことに由来。 早春、芽吹きで葉が開いた後、5mm大の小さな花が集まって咲きます。 紫色した5個の萼片と5個の花弁。その斜め上方に、一対の開いた扁平な翼が、姿を現します。そしてこの翼の基部には、数mm大の2個の丸い種子を収めています。翼は種子を風に乗せて、ヘリコプターの様に飛翔させます・・・。翼の色も、季節の移り変わりで、黄緑から淡いピンク色を経て、秋には濃いピンク色へ・・・。やがて寒さとともに、翼果は白くなってゆき、種子が目立ってきます。そして、翼のように舞い落ち、新たな土の上で、次の世代を築きます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2007年04月23日
- 更新日
- 2016年09月28日 10時 55分