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ムラサキケマンの春から夏
Murasakikeman: from spring to summer
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ムラサキケマンはわが国の各地に生育する野草で、山麓や野山の日陰でやや湿った場所によく生えています。葉はみずみずしい緑色で、その形も変化に富み、美しい花を支えます。2〜3回、羽状に細かく裂けていて、裂片はさらに深く切れ込んでいる緑葉。春先になると、茎の上部に総状に花を付けます。淡い赤紫から紫の花。花の形は筒状で、その先は唇形となります。 初夏には、花が終わった後に、サヤエンドウを小さくしたような実となって、長楕円形に吊り下がります。やがて黄色に色づいたさく果へ・・・。指でつまむと、さやが急にはじけてクルッと丸くなり、1mm大の黒い種子を弾き出します。その風情は無邪気で愛らしいかぎりです。(潮 信輔)
- 登録日
- 2007年05月30日
- 更新日
- 2017年06月26日 13時 06分