TOP > テーマ別おすすめ画像 > スイカズラ(吸葛)の四季
テーマ別おすすめ画像
スイカズラ(吸葛)の四季
Four seasons of Japanese honeysuckle
/
スイカズラは東南アジアに自生する常緑で、つる性の木本植物です。やや湿気を帯びた原野や道ばたなどで、草木に絡まってよく見られます。5月ごろに咲き始める花に特色があります。蕾から開花した頃は白い色ですが、これが徐々に黄色に・・・。この白(銀色)と黄(金色)が混じって咲くので、スイカズラには金銀花の別名が。
花弁は筒状で、上下2枚の唇状に分かれ、上の唇はさらに4裂になります。また、花は甘い香りがあって、筒状の花弁の底に蜜をためています。スイカズラは「吸い葛」の意味。昔より管状に花を引き抜いて、管の細いほうを口に含み吸うと、良い香りと甘い蜜が吸えることに由来しています。 秋、小さくて艶やかな緑色の実が2個づつ、仲良く並んで付きます。可愛らしいかぎりです。冬の寒さのなかでも常緑の葉は、目を癒してくれます。スイカズラの別名は、「ニンドウ(忍冬)」です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年04月24日
- 更新日
- 2020年09月03日 16時 50分