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センダン(栴檀)の四季
Four seasons of chinaberry
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センダン(栴檀)は西日本の温暖な地域で、森の辺縁や海岸近くに多く自生する落葉高木です。庭木や街路樹として植えられることが多くて、芽吹き、新緑、開花、実生、落葉と各時期ごとに、新しい姿を楽しむことが出来ます。そのとおりです。張った枝からの芽吹き、新緑の葉の展開、葉が広がった後の開花へ。
とくに5月、薄紫色の5っの花弁が多数ついて、円錐状の花序になり、清楚な香りを漂わせながら、木の下を歩く人々を引きつけます。 また秋の房状に付く楕円形の緑の実。さらに初冬の落葉後も、枝先や梢に垂れ下がる黄褐色の熟した実たち・・・。この実たちが冬の青空に、くっきりと映える姿は、美しいかぎりです。 なお、果実は薬用に、また実にある核は数珠になるとのことです。センダンは控えめですが、味わい深い木です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2022年05月24日
- 更新日
- 2022年05月24日 15時 05分