TOP > テーマ別おすすめ画像 > 四万十川の流域の景色
テーマ別おすすめ画像
四万十川の流域の景色
Shimanto-gawa River and basin
/
四万十川は高知県の西部を流れる全長196kmの一級河川です。かっての我が国の農村風景が残っていて、また大規模なダムがないことから、最後の清流として名高い川です。大水のときに、水面下に沈むように造られた沈下橋。欄干がない石橋で、流木などが引っかかって壊れるの防ぐ為とのこと。
四万十川には47個所の沈下橋があるとのことです。その周りでは、住民の方々が、伝統ある川魚漁や青海苔などで生活されています。120m、幅3.5mで、なだらかにカーブしているところあり、穏やかな風情が感じられる岩間沈下橋。素朴で実生活の匂いが漂う向山沈下橋。
そして以前は、四万十川の流域に、水田に水を汲み上げる水車が多くあったとのことです。現在はその面影を残すため、安並水車群が設置され、カッタ、コットンと規則正しい音えお響かせていました。そしてその水路に沿って、アジサイが水しぶきに濡れていました。四万十川の流域には、たしかに日本の懐かしい原風景が、穏やかに息づいています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2007年10月31日
- 更新日
- 2016年09月28日 10時 27分