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播州の「龍野城」と天然記念物「片シボ竹」
Banshu Tatsuno Castle and Katashibo bamboo
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播州の「龍野城」は、約500年前に鶏籠山の山頂に建てられた山城と、江戸時代に造られた現在の山麓地にある平山城に分けられます。そして今の龍野の街は、平山城をよりどころにしています。「埋門」や「隅櫓」と石垣や石段。小さいながらも調和していて、品格ある城です。そして昔の面影を色濃く残した城下町、武家屋敷や多くの寺が集まった寺町。これに商家の町並みが多くのこっていて、「播磨の小京都」にふさわしい落ち着いた雰囲気があります。
このような風土から龍野は、多くの文人、詩人、哲学者を生みました。そうです。龍野には長い年月を経て、深い詩情と和の伝統が生き続けています。
また龍野にしか生育していない天然記念物の「片シボ竹」。マダケが変化した竹で、現在の梅玉旅館にあるのみです。早朝の竹林に入ってみました。さやさやと竹の葉先を揺らす風が、清らかな竹の香を運んできました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年07月18日
- 更新日
- 2016年09月21日 10時 56分