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童謡「赤とんぼ」の里、播州龍野と三木露風
Banshu Tatsuno and Miki Rofu
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播州の龍野は、「童謡の里」とも呼ばれています。それは日本人なら誰でも一度は口ずさんだことのある「赤とんぼ」の作詞者である三木露風が、生まれた故郷でもあるからでしょう。揖保川の清流、鶏籠山のふもとが織りなす龍野の風景、龍野城とその城下町、伝統ある商家の町並みが、詩情を感じさせます。
三木露風が33歳のときに発表した「赤とんぼ」は、望郷の詩や母を想う詩とも言われています。鶏籠山のふもとにある「赤とんぼの歌碑」。この歌碑の前に立つと、センサーにて「赤とんぼ」のメロディーが流れてきます。ゆっくりと流れる時間の中で、聴く人の懐かしいふる里、故郷の原風景が想い出されます。なお、この歌碑五線譜は、作曲者山田耕作の絶筆とのこと。また、「赤とんぼ」の歌碑から聚遠亭に通じる道は「文学の小径」と呼ばれています。今回12年ぶりに訪れた龍野は、やはり懐かしい、詩情あふれる街でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年07月12日
- 更新日
- 2016年09月21日 10時 59分