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播州龍野の寺町風景
A zone with temples in Tatsuno
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播州の龍野は「播磨の小京都」と呼ばれる龍野藩五万三千石の城下町です。昔の面影を色濃く残した武家屋敷、書院造りで数寄屋風の聚遠亭や商家の町並み。この中には多くの寺院があって寺町をなし、落ち着いた雰囲気を一層高めています。
浦川に接している如来寺、その境内には、三木露風の歌碑と筆塚があります。兵法家、宮本武蔵が道場を開き、弟子達に剣術と兵法を教えたと言われる圓光寺。その他、特色あるお寺が続きます。重厚で折り重なった瓦屋根、風格ある鐘楼、水打ちされた寺門と庭庭・・・。
夜、あるお寺では、七夕祭飾りや竹灯籠の灯りが、子供たちの声で揺れていました。翌早朝、まだ静まりかえった寺町を散策していたら、本堂から読経の声が聞こえてきました。そして不思議なことに、雀たちの鳴き声と良く調和していました。落ち着いた「播磨の小京都」の一つの風情に接した気分でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年09月07日
- 更新日
- 2016年09月12日 15時 32分