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有明海のシチメンソウの夏と秋
Shitimensou at Ariake Sea: summer and autumn
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有明海の広い干潟である東与賀海岸には、塩水で育つ塩生植物の1つシチメンソウが群生しています。一年草で、夏に葉の色が淡紅色から、そののち緑色になり、ピンクを経て、秋になって再び赤色になり、晩秋には紫色に変わって行きます。その様子が七面鳥に似ていることから、名付けられたのがシチメンソウ。無柄で互生する混紡状の多肉質感に富む葉です。花と胞果は目立たないとのことですが、次回の楽しみにします・・・。
なによりも秋の紅葉の時、「海の紅葉」と呼ばれ、干潟の海岸線を真っ赤な絨毯のように染め上げるシチメンソウ。わが国最大の自生地の名にふさわしい景色です。
またこの干潟には、有明海の名物であるムツゴロウが生息しています。ムツゴロウが海岸の泥地から、顔をだしてキョロキョロ周りを見渡したり、急ぎ足で歩いたり飛び跳ねていました。目玉が顔の前上に寄っていて、顔や動作が愛嬌ある魚です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2007年10月31日
- 更新日
- 2016年09月28日 10時 28分