癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

大分県にある別府温泉は、源泉の数、温泉の湧出量が日本一であると言われています。鶴見岳（１，３７５ｍ）と硫黄山（１，０４５ｍ）の２つの火山の麓に位置する別府。多くの温泉が豊富に湧き出ていて、別府八湯と総称されています。その周りに散らばる「地獄めぐり」と呼ばれる奇観が、訪れる人々の目を惹きます。

真っ青な「海地獄」、赤い「血の池地獄」、間欠泉を吹き上げる「竜巻地獄」、ブクブクと泥を盛り上げる「坊主地獄」など・・・。またこれらの地獄の水辺には、ハスやスイレンの花たちが、色とりどりの花を咲かせています。雰囲気を和らげ、心を癒すように・・・。　

また明礬温泉には、湯の花を造る藁葺き小屋が並び、淡い黄色の硫黄の粒が生長していました。そして湯治の雰囲気を残す鉄輪温泉の一帯。あちらこちらから、多くの湯煙が昇り、朝焼けや夕焼けの空にいっそう映えていました。（潮 信輔）