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ウキツリボクの蕾から花へ
Trailing abutilon: from bud to flower
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ウキツリボクはブラジル原産で、半つる性の低木です。比較的寒さに強く、花は春から秋まで途切れることなく咲き続け、細い枝に赤い筒状の萼とその間から顔を出す黄色の花が垂れ下がります。釣り竿の浮が空中に浮かんでいるような、また赤いランプをぶら下げたような可愛い姿。この姿から、和名が浮釣木で、別名チロリアンランプ。萼は肥大しながら赤い5稜形へ、そして先端から黄色い5つの花弁が現れ、さらに花弁に囲まれて単体の雄しべと花柱が突き出て下へ生長して行きます。家の庭先や公園などで、半年もかけてよく見かけます。同じ道を散策しながら、一つの枝にならんで現れる萼の一つ一つが、少しづつ生長して行く姿・・・。勇気づけられます。そしてその一つ一つに、声援を送りたくなります。(潮 信輔)
- 登録日
- 2007年10月12日
- 更新日
- 2016年09月28日 10時 32分