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ヘクソカズラ(屁糞葛)の四季
Four seasons of Skunk vine: from bud to fruit
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ヘクソカズラ(屁糞葛)は、東アジアに分布するつる性の多年草で、わが国でも各地に自生しています。葉や茎に悪臭があることから、つけられた名前がヘクソカズラ(屁糞葛)。夏に名前からは想像できないような可憐な花が咲きます。昔から親しまれ、万葉集にもうたわれています。 ひとつひとつの花は、朝開いて翌日には落花します。しかし次から次に蕾は開花して行きます。近づいてよく見ると、5つに分かれた花弁は白色で、中心部は紅紫色の花を咲かせます。その色合いから、別名はヤイトバナ(灸花)。 秋になると、褐色で光沢のある丸い実をつけます。日本全土のやせ地や乾燥地、森林や原野、木々や道ばたのフェンスなどにも絡みく、生命力の強い植物・・・。またヘクソカズラは可憐さと強さを合わせ持った野草です。そして日を追って観察してゆくと、花も実にも愛着が湧いてきます(潮 信輔)
- 登録日
- 2024年09月14日
- 更新日
- 2024年09月14日 08時 40分