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フユイチゴ(冬苺)の四季
Four seasons of fuyuichigo
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フユイチゴ(冬苺)は関東以西の本州、四国や九州の山地に自生する、常緑のつる性の小低木です。秋に白い5弁の花をつけ、落花後は次第に膨らみ、やがて赤い集合果となります。光沢のある葉は互生し、ハート形でその辺縁は小さな鋸歯状を呈します。葉の裏面には、軟らかい毛があり、萼や花柄は短毛で覆われています。
晩秋から初冬にかけて、ルビーのような赤くて球形の集合果となります。食用の木苺に属し、食べると甘酸っぱい味が口の中に拡がります。山道の傍や落葉樹林で、つる状に地面をはって伸びて行くフユイチゴ・・・。
登山道などで少し汗ばんだり足が疲れた時に、真っ赤に熟れたフユイチゴの実に出会うと、嬉しくなります。岩や木の切り株などに腰掛けて、目は自然に常緑の葉や色々な段階の実に向かいます。そして、身体と目や心を癒した後、ふたたび立ち上がり、歩みを続けます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2017年02月16日
- 更新日
- 2017年06月26日 11時 37分