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晩秋の津軽半島、海岸風情と「七つ滝」
Coastal scenes and Nanatsu-taki Falls of Tsugaru Peninsula in late autumn
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津軽半島は下北半島とともに、本州の北端にある半島です。東側は青森湾と陸奥湾、北側は津軽海峡をはさんで北海道に、西側は日本海に面しています。今回、これらの海岸線にそって、晩秋の津軽半島を一周しました。
岬の断崖に立つ高い灯台をもつ「高野崎」、広い芝生と岩壁に打ちよせる白波が美しい「鋳釜崎」・・・。昔、蝦夷地の松前藩が参勤交代で用いた港の三厩、ここでは舟運が発達し人の往来と海の文化が集まったとのこと。その西日本から伝わった面影を示す「三厩の舟揚場」・・・。一階に船を収納するそれらの家並みには、文化の流れが感じられ印象的でした。そして半島の最北端である「竜飛崎(岬)」・・・。強い海風に揺れる断崖の枯れ草に、ここを訪れた吉田松陰や有名人に想いを馳せました。
やがて車は、日本海に面する龍泊ラインの絶景地を見ながら、その途中にある「七つ滝」へ・・・。海岸近くまでせり出した断崖の丘から流れ落ちる白い滝筋は、すぐ近くの海岸に打ち寄せる白波と同調していました。晩秋の津軽半島の海岸は、冬を迎える景色に染まっていましたが、各所に景勝地があり、それぞれ風情に富んでいました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年01月09日
- 更新日
- 2016年09月26日 16時 08分