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晩秋の白神山地と「暗門の滝」
Shirakami-Sanchi Mountain Range and Anmon Falls in late autumn
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白神山地は青森県の南西部と秋田県の北西部にまたがる、広い山地です。日本海寄りで、半年も雪に覆われるという寒冷な気候です。そして、ブナの原生林が残る最後の宝庫として世界遺産(自然遺産)に認定された白神山地。「暗門の滝」はこの山地の中にあります。
今回、約1時間かけた「暗門の第3の滝」への散策は、晩秋の遅い午後から夕方にかけてでした。暗門川沿いに積み重なる、ブナをはじめとする樹木の枯れ落ち葉、それを踏みしめての歩み・・・。やがて峻険な岩壁や細い谷川筋に沿いながら、ようやく着いた滝。高さ26mの真っ白な瀑布は、夕方の静寂とともに神秘的な雰囲気に包まれていました。
そして滝の周りや、遊歩道のいたる所に散在する大小の苔むした巨石、自然のままに倒れたブナの大木、老木・・・。それらの根元や倒れた幹も苔むし、そこから小さな若い木たちが、空に向かって伸びていました。新緑の頃、もう一度来ようと誓いました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年01月06日
- 更新日
- 2016年09月28日 10時 01分