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ツワブキの四季(更新用に追加修正のこと、要タイトル、要画像修正)
Four seasons of Japanese silver leaf
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ツワブキ(石蕗)は日本原産で本州から琉球列島にかけて、広く分布する常緑の多年草です。名の由来は、葉につやが有り、そのハート形の葉がフキの葉に似ている為に、艶葉蕗(つやはぶき)から転じたものと考えられています。海岸の崖や岩場などに自生することが多く、また日陰でも生育するため、日本庭園でも好んで植えられています。常緑の葉と鮮やかな黄色の花・・・・・・。波しぶきが舞う初冬の海岸に、彩りを添えてくれます。 月日は葉と花にも変化を与えます。春、灰褐色の綿毛におおわれた若葉・・・・・・。夏、葉柄を伸ばしながら無毛の艶のある厚い緑葉へ。秋、葉の間から蕾が下向きの頭を出し、やがて長く伸びた花柄の先に散房の花序を付けます。これらは晩秋から初冬に、あざやかな真っ黄色の頭花へ・・・・・・。冬、花びらが散った後に、緑色の実から淡い茶色〜白色の冠毛(綿毛)が。この綿毛は、寒い風に揺れて小さな種子とともに、新しい土地を求めて旅立ちます。 そして次の早春、常緑の葉の根元では綿毛をまとう若葉が、芽吹き始めます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2020年10月28日
- 更新日
- 2020年09月08日 18時 15分