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中国西域の鳴沙山
MingShaShan mountain (Singing Sand Mountain) in the Western Regions of the ancient China
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鳴沙山は敦煌市の南方6kmにある広大な黄金に輝く砂丘で、敦煌や莫高窟へと続く砂漠の砂山です。タクラマカン砂漠から飛んできた砂が降り積もってできた、東西約40km、南北20km、高さ250mの砂脈。最高峰は海抜1,715mで、五色の細かい砂粒の集まりで出来ていて、尾根の向こうには延々と砂山が続き、果ては見えません。名前の由来は、強風に舞う砂の音が管弦や太鼓のように響くということから。また、砂山の細かい砂が表面を流れ落ちる際の音が山が泣いているように聞こえるところから・・・・・・。日中は砂が熱くて、とても登れません。しかし、夕方から日没の景色は見事です。夕日のなか金色に輝く姿、変化してゆく陰影が、見事なコントラストを描き、昼間とは別世界のような幻想的な美しさを示します。とくに夕日に照らされながら、刀で削りとり、切り立った様な稜線から伸びる陰影は、美しいシルエットを創り、感動的でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2007年12月31日
- 更新日
- 2016年09月28日 10時 07分