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フユサンゴ(冬珊瑚)の四季
Four seasons of Jerusalem cherry
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フユサンゴ(冬珊瑚)はブラジル原産で、明治の中頃に日本に渡来した、高さ1m未満の常緑の小低木です。比較的寒さに強く、秋から冬にかけて橙色や真赤な実が多くつき、道行く人々の歩みを止めます。とくに寒い冬、常緑の葉に囲まれて、株全体に鮮やかな光沢ある果実が稔る姿・・・・・・。冬珊瑚の和名に値し、別名の「玉珊瑚」や「クリスマスチェリー」もうなずけます。さて、赤い実になるにも、月日が必要です。晩春から初夏、1cmにも満たない小さな白い花が咲きますが、目立ちません。しかし、実は夏から秋、初冬へと月日を重ねながら、色を変えて行きます。緑の実から黄色味を帯び、橙色をへてやがて朱色へ・・・・・・。そしてフユサンゴ(冬珊瑚)は、一つの株にいろんな段階の色をした実を、混在して付けます。故にいろんな実たちを同時に、しかも長く観賞することが出来ます。フユサンゴ(冬珊瑚)は、晩秋から寒い冬を彩る貴重な植物です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年01月01日
- 更新日
- 2016年09月28日 10時 07分