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アラカシ(ドングリ類)の四季
Four seasons of ring-cupped oak
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ドングリはブナ科の樹木でみられる、堅い実(堅果)の総称です。わが国では約20種もあるとのこと。地域、落葉するか、常緑か、葉や実の形と大きさ、殻斗(お皿、ハカマ、帽子)などによって、少しずつ違います。このうち、アラカシ(粗樫)は常緑で、公園や街路樹として西日本でよく見られます。葉の先3分の2が鋸歯状なのがアラカシの特徴。4〜5月に垂れ下がる花が咲き、その後、黄緑の小さな実をつけます。夏に、実は少しずつ大きくなり、色も濃い緑色へ・・・・・・。そして10月半ばを過ぎると、徐々に茶色に熟して、立派なドングリになります。落実した枝には、横線が目立つ殻斗が・・・・・・。やがて地面の落ちた実は、厳しい冬を越したのち、春には芽が出て、種子を2つに広げます。実生としての新しくて、たくましいアラカシの一生が始まります。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年01月25日
- 更新日
- 2016年09月26日 16時 01分