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ヤブツバキ(藪椿)の四季
Four seasons of Camellia japonica
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ヤブツバキ は本州〜九州の海岸や山地の暖地に生える、常緑の小高木です。海岸では丘や岬の原生林でよく見かけます。樹皮は黄褐色で滑らか。
葉は長さ5〜12cmで楕円形をしていて、濃い緑色で光沢があります。両面とも無毛で葉の先は尖り、縁には疎らなギザギサ(鋸歯)があります。
花は朱色から真っ赤で、筒状の5弁花。花言葉は「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」とのこと。花の特長として、花びら1枚ずつは散らないで1花ごと落花することが挙げられます。ヤブツバキの根本では、これらの落ちた花がしばしば絨毯のように積もり、その姿は岬で小径の風情を高めます。
花の後にできる実は、緑色から茶色に変化して行き・・・、やがて熟すると下部が3つに割れ目が生じます。中からは黒い種子が顔を覗かせます。そして完全に裂けてからは、種子が地面に散布されます。なお種子からは椿油が採れます。
ヤブツバキの花、実、種子などの移り変わりを, 季節毎の画像で紹介します。(潮 信輔)
- 登録日
- 2021年03月27日
- 更新日
- 2021年03月27日 11時 40分