TOP > テーマ別おすすめ画像 > 秋の奈良「長谷寺と門前町風情」
テーマ別おすすめ画像
秋の奈良「長谷寺と門前町風情」
Hase-dera Temple in Nara and its temple town
/
奈良の長谷寺は山号を豊山と号し、緑が豊かな小初瀬山の中腹にあります。686年に開山され、1588年からは真言宗豊山派の総本山として広く人々の信仰を集めています。また四季を通じて「花の御寺」としても有名。
平安時代に建立された後、変遷を経て明治時代に再建された仁王門は、三門一戸の楼門で、両脇に立つ仁王像が寺を守っています。門をくぐり、399段の石段が続く上中下の三廊に分かれた登廊へ。ここでは長谷型の風雅な灯籠を吊るし、古来の風格と風情に満ちています。そして山の断崖絶壁に懸造りされた国宝の本堂で参拝。
次に昭和の名塔と呼ばれる純和様式の五重塔へ・・・・・・。朱色が森に映えていました。一方、長谷寺の参道には両側にお店が連なり、門前町を形成しています。懐かしい格子窓、白壁の蔵と重なる瓦屋根。坂道の参道をそぞろ歩きしながら、暖かい人情にも触れることができました。
長い歴史をもった長谷寺とその門前町は、一体となって訪れる人々の心に潤いを与えてくれます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2008年05月17日
- 更新日
- 2018年03月03日 20時 13分