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カジノキ(梶の木)の四季
Four seasons of paper mulberry
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カジノキ(梶の木)は、東南アジアに分布する落葉の高木です。わが国では古代より、神に捧げる神木として尊ばれ、また和紙や布の材料としても使われてきました。灰褐色の樹皮と変化に富む葉の形・・・・・・。そして葉の柄や葉の裏は、ビロード状の軟毛で覆われてます。雌雄異株で5月〜6月に花が咲き、雌の花序は約2cmの球形で糸状の花柱が四方に伸びます。やがて秋、糸状の花は、赤くて小さな赤い実へ熟し、桑の実のような集合果を付けます。 今回、提示しました写真は、主に東京の新宿御苑にあるカジノキ(梶の木)です。ここで初めて、この木のことを知りました。それから春、夏、秋、冬と新宿御苑に来る度に、かならず「この木」を訪れるようになりました。また他の植物園でも、探すようになりました。今後も、まだまだ知らない姿を、見せてくれるような気がします。カジノキ(梶の木)は古代から続く、何か秘めたロマンが感じられる植物です。(潮 信輔)
- 登録日
- 2022年11月25日
- 更新日
- 2022年11月26日 16時 10分