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阿蘇中岳の噴煙と新旧火口群
Aso: Mt. Naka-dake's volcanic smoke and crators
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阿蘇は火の国、熊本を代表する景勝地です。世界最大級のカルデラの中にある中央火口丘群は、“阿蘇山”と呼ばれ、阿蘇5岳(根子岳、高岳、中岳、杵島岳、烏帽子岳)からなります。この5岳の中で、現在、活発な活動をし続けているのは中岳のみです。 中岳には7つの火口があり、第1火口だけから噴煙を吹き上げています。この火口は、直径が約600m、深さ約130m。活動が弱い静穏な時には、雨水がたまり、約50〜80度の湯溜まり(火口湖)となります。荒涼とした赤銅色の火口壁に囲まれた青緑色の湖水・・・。その周りからは、白煙や噴煙が立ち昇り、火口縁から下をみれば、地球の生きた息吹を実感できます。そして、雄大で荒々しい自然に対して、人の悩みや弱さは吹き飛んでしまいます。 かつての旧火口群には、黒色、赤茶色、灰色などの層状の火口壁が並び、その底には大小の岩石や黒い火山灰の塊が散在しています。荒涼とした異世界・・・。しかし、その底には、緑色の植物も生えて来ています。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年03月03日
- 更新日
- 2016年09月30日 15時 59分