TOP > テーマ別おすすめ画像 > 阿蘇神社の大楼門と拝殿・本殿・神殿
テーマ別おすすめ画像
阿蘇神社の大楼門と拝殿・本殿・神殿
Aso Shrine: Two-story Gate and Main Hall
/
肥後熊本にある阿蘇神社は、阿蘇五岳の北側で阿蘇谷の中央部にあります。古代よりつづく阿蘇国造の中心地で、肥後の国の「一の宮」です。歴史は古くて、祭神は神武天皇の孫の健磐龍命で、12柱の神を祀り、「阿蘇十二明神」と総称されています。
阿蘇神社の大宮司は阿蘇家が世襲し、現在は91代目とのこと。日本全国に約450社ある「阿蘇神社」の総本社でもあります。封建時代は鎌倉の北条氏や南北朝とのかかわりが深くて、肥後藩主の加藤清正、後は細川氏の保護を受け発展してきました。
3棟の社殿と楼門は重要文化財で、とくに大楼門は日本三大楼門の一つ。十二脚の唐門様式で、高さ21mの2階建ては俗に二層楼山門式と云われています。大きな額は親王の御染筆とのこと。
また神殿、楼門を含めて同時代を代表する最優秀の彫刻が見られます。豪壮と風格のなかに、壮麗さをそなえた阿蘇神社でした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年06月16日
- 更新日
- 2016年10月01日 16時 45分