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信州・戸隠高原の「小鳥ヶ池」と「みどりが池」
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戸隠連峰は信州と越後の境近くを、南西から北東に走る火山性の山地です。この連峰の中央にそびえるのが、北信濃の名山である戸隠山。こんもりとした山が多いなかで、戸隠山は凝灰質の集塊岩からなるギザギザした稜線が続き、茶色の山肌を持つ岩稜の山として異彩を誇っています。ロマンある神話と山岳信仰の雰囲気に包まれています。
この戸隠連峰の中腹に広がる戸隠高原には、湖や池・沼が静かな水を蓄えています。池としては、「鏡池」が有名ですが、少し離れたところにあるのが、「小鳥ヶ池」と「みどりが池」・・・。ともに水面に戸隠連邦を映し、高原を渡ってくる風に池面を揺らし、さざ波を誘います。
夏の戸隠高原は緑一色に包まれます。池は水草に縁どられ・・・、花には小さい昆虫たちが舞い遊びます。傍の森からは野鳥のさえずりが聞こえ、赤い実を付けたニワトコが、木漏れ日を受けながらチラチラと輝いていました。懐かしい想い出を呼び起こします。そして散策路では、紫のツリフネソウやウツボグサ、青紫のアザミ、黄色のキツリフネやオオマツヨイグサ、白いヤマハハコやオカトラノオたちが、夏の陽を受けながら、しっかりと咲いていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年06月02日
- 更新日
- 2016年09月30日 15時 03分