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夏緑蔭期の信州「戸隠神社」の杉並木と随神門
A row of cypress trees to Togakushi Okusha and Zuishin Gate in summer
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「天の岩戸」伝説の舞台として、古くから知られてきた戸隠神社は、5つの神社からなり、広大な規模を誇っています。各々の神社は自然の森林や参道を持っています。とくに有名なのは、戸隠神社奥社へ通じる山の中の参道。太古からの歴史が重なる戸隠古道をなし、奥社の入り口鳥居と奥社の本殿に続く約2kmの道です。
両側には巨大な古木からなる杉並木が、山岳信仰の雰囲気を創っています。苔むした巨木の根は互いに絡み合い・・・、歴史ある杉並木の見事な景観。樹齢が約400年の杉並木が続きます。そして天然のままで倒れた老木の根元からは、新しい若木が生まれていました。 随神門はこの長い参道の中ほどにある、朱色の山門(仁王門)。、茅葺きの屋根は苔むし、小さな野草も生えていました。この仁王門から見える杉並木の風格と荘厳さには、言葉を失うほどです。丁度、集団で通りががった幼稚園児の声が、野鳥のさえずりと調和しているようでした。歴史を語る時代と今という時の流れを感じ、園児たちの幸せを、祈らずにはいられませんでした。(潮 信輔)
- 登録日
- 2011年12月11日
- 更新日
- 2016年09月23日 14時 06分