TOP > テーマ別おすすめ画像 > ランタナの春から秋
テーマ別おすすめ画像
ランタナの春から秋
Lantana: from spring to autumn
/
ランタナは中南米原産の常緑小低木で、わが国には江戸時代に渡来したと云われています。花の色の種類も多く、赤、ピンク、黄、橙、白、紫色の品種があります。開花したのち、時間がたつと花の色が次第に変化することから、和名は七変化(シチヘンゲ)。
また同一花序でも、内側と外側で花の色が異なります。花全体は多数の小花が集まった散形花序。1つ1つの花をよくみると、花弁は4つに分かれ、また蕾も角を張り出した四角形です。花期は長く、5月から11月にかけて、花茎の先に鮮やかな小花を多数、集合させて球状に咲かせます。その姿は、見る人々を誘います。 花のあとには、黄緑の球状の実が、次第に緑、紫、そして黒い実へと色を変えてゆきます。1つ一つの小さな実は、液果で光沢があり、あたかも緑や黒の真珠が、花冠状や球状にまとまったブローチの様です。 また常緑の葉は対生につきますが、蕾、花そして実も仲良く対生しています。そして新しい葉や花は、古い葉に対して直交します。花ことばは、「協力」、「合意」、「確かな計画性」とのこと。うなずけます。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年10月26日
- 更新日
- 2016年10月01日 15時 59分