TOP > テーマ別おすすめ画像 > 夏・緑葉期の信州「真楽寺」
テーマ別おすすめ画像
夏・緑葉期の信州「真楽寺」
Shinraku-ji Temple: a historic old temple in Shinshu (summer)
/
信州の真楽寺は長野県の御代田町にある古い歴史をもった寺院です。浅間山の噴火の鎮静を願って、587年に用明天皇の勅願により建立。その後、長い歴史の変遷と龍神伝説に彩られた古刹。森の杉木立に囲まれ、神秘的な雰囲気に包まれています。 茅葺き屋根の仁王門をくぐると、表参道には鬱蒼と繁る杉並木がつづきます。急な石段の坂道を登りきると、千鳥破風と垂れ布が美しい厄除観音堂へ。その傍には樹齢千年以上といわれる神代杉と端正な三重塔が、荘重な歴史を語ります。さらに進むと荘厳な唐破風の大本堂がひかえています。また境内には「弁慶の腰掛松」や「頼朝公の逆さ梅」があり、梵鐘が栄枯盛衰を告げています。 寺の入り口には、エメラルドグリーンの清涼感あふれる「大沼の池」が浅間山からの湧き水を溜め、緑の水草を揺らしています。神秘的な龍神伝説の発生の地です。
13年ぶりに訪れた真楽寺。歴史の重みを物語るこの古刹は、訪れる人も少なく、それだけ静寂と神秘に満ちていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2013年05月02日
- 更新日
- 2016年10月05日 08時 33分