TOP > テーマ別おすすめ画像 > ナツハゼ(夏櫨)の四季
テーマ別おすすめ画像
ナツハゼ(夏櫨)の四季
Four seasons of Natsuhaze
/
ナツハゼ(夏櫨)は東アジアに原産する落葉低木で、日本全土、中国や朝鮮半島などに分布しています。丘陵地、明るい森林に自生し、名前の由来は、夏にハゼのように真っ赤に紅葉することから。また実の色がナスビに似ていることから、別名は山ナスビ。 早春ごろ、新木の枝先に、赤みを帯びた新芽が出てきます。そして本格的な春の訪れとともに蕾は膨らみ、5月ごろには、枝先に一列に花序を形成し、多数の釣鐘状の総状花序を、下向きに咲かせます。花冠の先端は浅く切れ込み、先端部は反り返ります。なんとも可愛らしい姿です。 秋になると青い実は、次第にピンク色を帯び、赤褐色〜紫黒色に熟していきます。果実は光沢があり、食べると甘酸っぱい味がします。また果実酒にすると、綺麗な色が出て楽しめるとのこと。 ナツハゼの色の鮮やかさは、日の光の受け方に左右されます。とくに日当たりが良いところでは、葉は真っ赤に紅葉し、その鮮やかさに見とれるほどです。 春は花を、そして秋には葉や実を観賞することが楽しみとなります。(潮 信輔)
- 登録日
- 2009年02月10日
- 更新日
- 2016年09月26日 12時 16分