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酒田の「本間家旧本邸」
Former Honma Residence in Sakata City
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酒田の「本間家旧本邸」は、本間家三代の三丘氏が1768年、江戸幕府の巡検使の本陣宿泊所として建てた二千石格式の長屋門構えの武家屋敷です。また奥は商家造りとなっていて、全国的にも珍しい武家屋敷と商家造りが一体となった建築様式で有名です。
日本一の大地主として、私財を投じて酒田の発展に尽くしてきた本間家は、また江戸時代の西回り航路の北前船の拠点として栄え、海運業で財をなしました。“本間さまには及びもせぬが、せめてなりたや殿様に”と詠われた本間家。その財力は、正面の長屋門、裏の薬医門、重厚な白壁の塀、敷地内の建造物などに見ることができます。また、樹齢400年を越える伏龍の赤松、塀越しに見える黒松の巨木・・・。これらの歴史を語る風格ある松は、青空によく映えていました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年01月25日
- 更新日
- 2016年09月30日 10時 19分