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秋・紅葉期の羽黒山「杉並木参道、神橋、須賀の滝、五重塔(国宝)、爺杉」
A row of cedar trees and Five-story Pagoda in Hagurosan
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山形県にある羽黒山は、出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)の神々を合祀する信仰の山です。まず鳥居と随身門をくぐり、山頂にある神社に至るまでの約2kmの参道は、森の中にあって、変化に富んでいます。天然記念物である「羽黒山の杉並木」は、樹齢が300年〜600年とのこと。その中に樹齢1000年以上の「爺杉(天然記念物)」もあります。ほかにも「小さな神社群」、「祓川に架かる朱塗りの太鼓橋」、「須賀の滝」などが、旅情をそそります。 今回訪れたのは晩秋の夕方。杉の古木の根本には、濡れた緑の苔がつながり、その上に黄色や赤い落ち葉が、ひっそりと乗っていました。羽黒山の参道は、静けさと荘厳さに満ちていました。 特に一の坂の登り口にある五重塔(国宝)は、なんとも表現しがたい感動を与えてくれます。杉林の静寂に包まれながらの均整のとれた姿、三間五層の素木造り、柿葺きで、素朴さの中に、秘められた優美さは、訪れた人々の心に染入ります。これまで4回来ました。私が最も好きな五重塔で、いつも新たな感動に出会います。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年01月03日
- 更新日
- 2017年06月13日 11時 52分