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田沢湖の北・東側の晩秋景観
Late autumn scenes of north and east side of Lake Tazawa
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田沢湖は秋田県仙北市にあって、日本百景に選ばれている景勝地です。水深が423.4mと我が国で最も深く、ひすい色、るり色の湖水で有名。周囲は約20kmのほぼ円形ですが、その成因も不明で神秘性に富んだ湖です。 湖の東側には白い砂の浜辺が広がっていて、白浜と呼ばれています。今回訪れたのは秋で、群青の空と白い砂浜が、互いに惹き合っている感じでした。この白浜の傍にあるのが、樹齢、約300年の「蓬莱の松」。名の由来は、その枝ぶりが中国の伝説で、仙人が住む蓬莱山の形に似ていることから。 また北側の湖畔には、ござを敷いたような平坦な岩場があります。そこにあるのが「御座石神社」で、水際の岩に立つ朱塗りの鳥居は有名。神社名の由来は秋田藩主が田沢湖を遊覧した際、腰かけて休んだことから。この神社にも、湖の神「たつこ姫」を祭っています。 湖畔近くからは、東北の名山の一つ秋田駒ヶ岳がよく見えます。秋田県で一番高い山で、素晴らしい眺望と多くの高山植物の宝庫として有名です。次回、春か夏に山頂を訪れて、神秘的な色の湖水をたたえた田沢湖を、ぜひとも一望したいと思いました。(潮 信輔)
- 登録日
- 2012年01月19日
- 更新日
- 2021年01月16日 15時 17分