癒し憩い画像データベース/九州がんセンター

　秋月の町は筑前黒田５２万石の支藩として栄え、山の麓にたたずむ城下町は、自然の美しさに古い歴史がよく調和しています。現在、筑前の小京都と呼ばれ、多くの人々が訪れています。 　秋月の「久野邸」は、江戸時代の上級武家屋敷の有り様を語る、風格ある屋敷です。萱葺き屋根の母屋、長い渡り廊下でつながる離れ座敷、秋月の山並みを借景とした庭園、書院造りの２階･･････。そして質朴剛健の武家屋敷には、江戸時代の粋が息づいています。白壁の蔵、つるべ井戸、土で固められた竃、五右衛門風呂･･････当時の生活が肌に伝わってきます。 　野鳥山麓にある小さな盆地にたたずむ秋月の城下町は、懐かしさと歴史のロマンを感じさせる町です。武家屋敷の「久野邸」は、秋月の風情と情緒を語る屋敷です。（潮 信輔）