がん患者のQOL向上を目指す支持療法に関する研究



図

 

本年度の研究成果(一部)
●リハビリテーション
  再発乳がん患者に対する短期のグループ療法および終末期がん患者に対するライフレビュー面接を開発し、その有用性を検討する臨床試験を開始した。
   
●不快な体験
  不快な体験の想起と、情動を伴う記憶の固定化に中心的役割を果たす扁桃体との関連を検討するために、まず信頼性の高い扁桃体体積測定法を開発した。不快な経験の想起を有する術後乳がん患者はない群に比して、左扁桃体体積が5.6%小さいことを見いだした。
   
●家族の負担
  乳がん患者の家族における不安に、家族からみた家族機能の低下と患者の不安が関連してることが示され、患者および家族のQOL向上に家族療法の必要性が推測された。

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